悲しみを生きる力に〜様々な喪失に向き合うための「グリーフケア」@朝日カルチャーセンター新宿

ずっと行きたかった入江 杏さんの講座にやっと参加できました。

ひとことで、素晴らしかったです。

また、大変僭越ながら、今まで自分が考えてきたこと、起業してやりたかったこと、と通じるイメージがあり、自分が成し遂げたいこととグリーフケアは通奏低音が同じなのかもしれないとあらためて考える機会になりました。当日時間があれば入江さんと少しお話しさせていただく予定もあったのですが、諸々の事情により、今回は名刺交換とご挨拶だけさせていただきました。

あまりにも響くものが多かったですし、いまちょうど頭の中がぐるんぐるんしているので、まるでまとまりのない文章になると思いますが、まとまらない分、鮮度と速度はあるはずですので、書き散らかしちゃおうと思います。

実は最近、ある精神科医の言葉「精神の変調とは物事の優先順位が狂うこと」が刺さりまして、そこから紡がれてゆくイメージを今日の講座でもたくさん浴びました。
私の中で、いくつかのフレーズが一気に通電して、知ることと信じることが直結しています。

かれこれ20年くらい前、私はこんなことを言っていました。
「もう悲しくないでしょ?寂しいでしょ?」
生意気ですね。当時を突いている部分もありますが、若気の至りもいいとこです。

今日の講座で「悲しむ力を失った社会」という言葉がありました。
悲しみ方を忘れた、悲しむ力が削がれた、色々表現はあると思います。

でも、今なら、20年前の自分に語りかけられます。

悲しむことができないのは、きっと、とても寂しいことだよ。

いま弊社では、起業の理念である「リデザイン」を少しずつ仕掛け始めています。
それは、形式や制度のステージに乗らない、声になりにくい声をすくいあげること。予期不安と孤立に手を差し伸べ触れていくこと。医療介護職の側から住民に出会いに街の中へ出ていくことです。

住民に出会いに。では、住民の何に出会いに?
今日の講座で貴重なヒントをもらえたので、そのまま書きます。

「個人の物語」に出会いに行くのです。

本来の物事の優先順位が変わってしまわないうちに。

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