決算月をむかえて

弊社は三年半前に異業種から医療業界に参入してまいりました。
まだまだ半端者ですし、これからもたくさんのことを学んでいかなければなりません。その過程において、この三年半でもカルチャーショックを受けたことはたくさんあり、その中でも、大きな感覚のズレを感じたのが「予算」の考え方です。

きっと、このブログを読んでくださっている方の中でも、「予算」と聞いて連想するイメージは様々なんだと思います。

ざっくり言うと、予算の捉え方には二通りあります。
ひとつめは、「あらかじめ用意される資源」
ふたつめは、「自分たちで積み上げる資源」

二通りあります。とかしれっと訳知り風に言ってますけど、
今まで私は「ふたつめ」が常識の中で生きてきて、それしか考え方がなかったので、当たり前のように「ひとつめ」に馴染んでいる人との関わりが人生で初めてで、この感覚には結構びっくりしました。

お分かりでしょうが、民間はすべて「ふたつめ」の原理で動いています。
自分たちで積み上げる資源を、どういう戦略で投資あるいは分配していくか、です。

訪問看護ステーションは半官半民的として扱われることが多いですが、またそれにも一理はありますが、業界内にいるともう明らかに「ふたつめ」です。これだけ多くの営利法人が運営しているので、当然ですし、もう止められない流れでしょう。

弊社のような小規模ステーションが生き残っていく道を一生懸命考えています。
生き残っていくことが目的にならないための、生き残っていく道を日々考えています。
他所様が、思いつかない、手をつけない、そういった領域でわたしたちが社会にお役に立てるとしたら、一体どういうことをやるべきだろうか。今まで異業種でクリエイターとして鍛えてきたバネを、どういう風にいかしていくべきなのか。

そんな中、今月決算の弊社は、各事業所単体でも全体としても収支の形がつけられる見込みです。これは、日々応援してくださっている皆様のおかげですし、日々ていねいなケアと連携をしてくれている管理者以下スタッフたちのおかげです。ナーシングケア いおりを大切に思ってくださっている方々がつくりあげる資源を、未来にどういかしていくのか、それは代表である私の仕事です。ここから、です。

冒頭に「異業種から参入」と書きましたが、正直なところ、そういう区別すらしている時間がもったいないくらい、これからの在宅ケアは総力戦で取り組んでいくべきだと私は思っています。現在の医療介護をつくってこられた先達たちに心からの敬意を払いつつ、これからも、私なりに何足も草鞋を履きながら、在宅ケアに貢献してまいりたいと思っています。

まだまだひよっこです。「こうなったらもっと良いんじゃないか」という自分の理念にいつも正直な「つくり手」であるために、日々精進してまいります。

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