「高円寺の縁側ぷろじぇくと」のお知らせ

このたび、杉並区地域包括支援センターである「ケア24高円寺」様からお声がけいただき、高円寺地域での新しいプロジェクトに参加させていただくことになりました。

はじめにケア24高円寺様からお声がけいただいた時、「地域の方に、使っていないイスを店舗あるいは自宅前に出していただき、出歩きたいけれど途中で疲れてしまうから出掛けるのが億劫になっている方々に休んでもらえる場所をつくりたい。休める場所がわかっていれば、出かける時の不安が少しでも解消されるのではないか。デザイン面で手伝っていただけないか」というご相談でした。

そのご提案自体、とても共感するところがありましたし、また弊ステーションの利用者様からも同じような不安や悩みの声を聞いていたので、是非お力になれたらとお引き受けしました。

そこで。
デザインラボとして脳みそフル稼働させて一考しました。
ここは、いや、こここそが腕の見せ所だと気合を入れました。

そしてご提案をベースに弊社が展開した案が以下です。
1:高円寺ならではのプロジェクトで
2:イスの機能と可能性を最大限にいかし
3:高齢者にかぎらず誰もに利用してもらい
4:休む方同士で交流できて孤独の解消にもつながり
5:イスを貸してくださる方にも好感を持たれるデザイン

それらをふまえた上でご提案させていただいたのが、タイトルの「高円寺の縁側ぷろじぇくと」です。

縁側が嫌いな方いらっしゃいます?わたしはいまのところ会ったことないです。
もうこの際、休んでもらうためだけのイスを出すのではなく、街中に縁側をつくりまくったらどうでしょう?あちこちに縁側がある街ってなんだか楽しそうじゃないですか?

そこで「このイスは自由に座ってくださいね」とわかるようにこんなサインをつくりました。

高円寺ならではの空気感、活気、安堵、色気みたいなものが込められた気がしています。
踊り子さんが座って休んでいる姿ってあんまり見ないですよね(実際モチーフ探すのにめちゃめちゃ苦労しました…)。なので、パッと目についた時「これ、なんだろう?」と興味持ってもらえるんじゃないかなと、このデザインを考案しました。
踊り子さんに「高円寺という街が持つ色気や活気」を背負ってもらったんです。街がほっと一息入れている雰囲気にしたかったんです。

このプロジェクトには、余っているイスにこのサインを貼って外に出していただくだけでご参加いただけます。ご興味ある方は、是非「ケア24高円寺」までお問い合わせください。

このサインを街中でたくさん見かけるようになって、ちょっと体力的に不安があったり、抱っことベビーカーで疲れてたり、用はないけどなんとなく寂しくて街に出てきたり、そんな方々が、他生の縁でつながり自然におしゃべりしている姿、隣人同士があたりまえに出会ってゆく景色を夢見ています。

また進捗ありましたらお知らせしていきます。

【このプロジェクトのお問い合わせ先】
窓口:ケア24高円寺(杉並区地域包括支援センター)
電話:03-5305-6151(担当:黒田さま)

 

追記:2023/4/26にウェブサイトがオープンしました!
https://www.koenjinoengawa.net/

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