ステーション名の由来について

 

『ナーシングケア いおり』

この名前をつけた理由は、いくつかあります。
まずは、看護、介護、リハビリなどのイメージが固まっている単語を避けたかったんです。

なぜなら、既存のステーションと同じようなことをやりたいのであれば、自分たちで立ち上げる意味もなく、
私たちが新しくつくりあげたいのは「ナースが軸になりながらも、各専門職による連携チームが提供するトータルケア、トータルサポート」だからです。言葉の感覚においても在宅ケアに新しいイメージを吹き込めたらいいなと、
あえて「訪問看護ステーション」という単語を外しました。

また、名前は音感がとても大切だと思っています。
多分、誰でも生まれてしばらくの間いちばん耳にしたのは自分の名前ですよね。
その音感が、人が言葉を聞く感覚の素地をつくることってある気がします。

ナーシングケアは「あ」で終わるので、次の音は「い行」が言いやすいなと考えていて、
また、一方通行ではなく相互に出入りできる風通しのいいイメージを持つ言葉、
しかも世代を問わずにピンときて、覚えてもらいやすい短い言葉を探しまくりまして、
「いおり」とロゴの「のれん」のコンビに辿りつきました。

自分でつけといてなんですが、
声に出しても言いやすく、字面もやさしい感じで、結構気に入ってます。

余談)
ロゴをつくっているとき、のれん脇の「いおり」は「iori」のほうが見ばえがよく
かわいかったのでアルファベットにしたのですが、
ちょっとひねって見ると「iori」って「i or i」にも見えて、
偶然も偶然とはいえ、「we」じゃないところが、ひそかに気に入っています。

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