2019

もう残すところ数日となりました。
来年元旦から新しい事業所を立ち上げるため、絶賛てんてこ舞い中なので、
個人的にはまるで年末感ありませんが、区切りとして振り返ってみたいと思います。

今年はいおりにとって本当に激動の年でした。
一年前の自分に現状を伝えても信じなかったと思います。

ずっとやりたかったこと、地域のケアを参加者主導で底上げしていくプロジェクトが「ちいけあ」として結実し、素敵な参加者の方々と出会えました。今年だけで二回の開催を実現でき、来年3月には入江杏さん(この方との出会いも大きかった)を講師にお迎えしての第三回目が控えています。

是非一緒にやってみたかった方が入職してくれて、その方のリーダーシップのもとにスタッフたちが日々ポジティヴにがんばってくれています。また、私が目指していることを感じ取ってくれて、現場レベルに翻訳するセンスもある方で、スカウトした時に想定していた以上の活躍をしてくれています。

今年入職した訪問看護にとても愛のあるスタッフが、入職してからいろんなチャンスにめぐり合い、自分のキャリアを肉付けしています。訪問看護をはじめてから紆余曲折あっただろうけれど、好きな分野でもがきながら新しいことに挑戦しているスタッフの姿を見ると、素直に応援したくなります。

去年のクリスマスに訪問介護でぃぐにてぃの社長である吉田さんに誘っていただいて演奏してきた多古町ですが、今年は二回遊びに行けました。先日、中心である郡司さんと話し込んだとき「演者と客みたいにきれいに分かれてるだけじゃ面白くねえもんな」と。まさに自分も同じ考えです。もともとはそうだしね。来年はもっと遠征したいな。

医療×銭湯。これもずっとやりたかったことでした。町のハブになっている場所にこちらから出掛けて、ノイズから予期不安を拾いつつ社会的処方を実現していく。病気や障害といういわば本題を中心に置かず共生していくイメージです。以前にこちらでも紹介したふじはるさんと小杉湯さんのおかげで第一歩が踏み出せました。可能性しか感じないので、今後が楽しみです。

日々の発信はツイッターアカウントを主に使っていますが、そこで知り合った現場の管理者クラスで日々がんばってらっしゃる方々の仲間に入れてもらえて、仲良くしていただいています。信念持ってがんばっている方々ばかりでお会いするたびにとても刺激をいただいています。こんな門外漢でも迎え入れてくれてありがたいです。

いおりの理念を思い浮かべた時、どうしてもやってみたかった領域が障害と精神なのですが、漫画でもこんなストーリーないだろ的なご縁から、関わらせていただけることになりました。訪問介護時代にとある利用者さん(現役時代はバリバリ)から言われた「見てる人は見てるよ」が身に沁み入りました。

まだまだ書き足りません。
それにしても、こう書き綴ってみると、いかにいおりが恵まれているか感じ入ります。
自分でつくっておいてなんですが、愛されているステーションなんだなと。
是非一緒にやってみたいなと感じる方にも、今年だけで何人かに出会えました。
だからこそ、絶対に裏切るようなことをしちゃいけないですね。
期待を裏切らずに想像を超えた前進をするのはとても難しいことですが、
そんな局面を与えてもらえていることに心から感謝しつつ、
来年も、奢らずに、媚びずに、挑んでまいります。

私は、独立独歩的な気質の人間ですし、実際そういうつもりで生きてきました。
なので、組織として動いていくことのややこしさを鬱陶しく感じたこと、
この三年間足らずで無数にありました。これからも無数にあるでしょう。

でも、今は素直に言えます。
起業してよかった。

良いお年をお迎えください。
いおりに関わってくださるすべての方に感謝をこめて。

株式会社 Skyhook
ナーシングケア いおり
代表取締役 内山 健太郎

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