情けなくも白状すると、正直、いま運営陣はてんてこ舞いです。
今年からサテライトが開設し、様々なプロジェクトに参加し、また自分たちでも企画し、
本ステーションの杉並は病院さまクリニックさまから直接ご依頼がいただけるようになり、
ありがたきしあわせな悲鳴をあげています。
医療依存度が高い利用者さまのご依頼をいただけることは、
訪問看護ステーションとして信頼していただけている証しです。
そして同時に、連日訪問になる可能性が非常に高いのです。
そんな中、あるスタッフから私に、直接メッセージをもらいました。
「管理者さんが、とても大変そうです。わたしたちを頼ってください」
「スタッフで相談しました。明日の休日訪問はわたしたちが代わります」
本当にうれしかったです。
これだけステーションが閉鎖していく、倒産していく、
人材が集まらない、パワハラが横行してる、管理者が無責任などなど…
そんな話をあちこちで耳にする昨今、なんて恵まれているのだろう。
感謝、と言いたいし、むしろ言うべきところなのかもしれませんが、
もっと奥深くのやわらかい部分にダイレクトに響く「よろこび」でした。
見える景色が広がっていく、見たい夢が生い茂っていく、そんなよろこびです。
専門職として以前に、人として、こんな愛情あふれるスタッフたちに、
もっと幸せになってもらいたいし、もっと町の中で活躍してもらいたいです。
そのために、私は、ひとりで真っ暗闇を先陣切って走り抜けて、
やさしい灯りをともして、みんなを信じて待ってようと思います。
みんなが到着して、また出発したら、先回りして荒地を耕して、
新種の作物をつくって、またみんなを待ってようと思います。