弊社は、税理士さん(兼 中小企業診断士、行政書士)と
特定社会保険労務士さんに顧問になってもらっています。
立ち上げからわずかの会社で、すでに、税理士さんはまだしも、
社労士さんと顧問契約しているのはめずらしいみたいですが、
医療介護業界が噂されている印象(きつい、ブラック、パワハラetc…)を
払拭していかなければ、すぐれた人材の確保、在宅ケアの価値認知など、
仲間内の夢物語でしかない、と起業当初から考えていたので、
環境や待遇面をクリアにしてくださる社労士さんに、
定期的にチェックしてもらっています。
ほとんど個人事業主として生きてきた私は、
本質的に世の中にはホワイトな事業などありえないことを
自分の肌感覚として知っています。
利益を出し続けることは並大抵のことではありません。
きれいごとでみんなが暮らしていけるほど甘くはありません。
ですが、ろくに創意工夫や経営努力さえもしないまま、
従業員に「量を増やすこと」を求めるケースが多いように、
いくつかのステーションに在籍しながら感じてはいました。
会社を起こして一年が経ち、初めての決算を迎えました。
決算に合わせて先述の顧問の先生二人と面談したのですが、
経営方針、経営状況、ともに非常に高く評価していただき、
なにより嬉しかったのが、
「先がとても楽しみな会社です」と言ってもらえたことです。
様々な会社の内情を見てきている専門家からの客観的な評価は、
素直に、励みになりますし、また身が引きしまります。
今後数年のプランについても相談を始めました。
二年後くらいにこういうことを実現していたい、
という明確なイメージがありまして、
そのプランについても、整備すべき条件や
税務面の有利不利などアドバイスいただいてます。
会社は様々な意味、役割、価値、責任を負いますが、
経営者が絶対に忘れてはならないのが、
「公器」であり続けるということです。
二宮尊徳の有名な言葉があります。
「道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である。」
個人的には「道徳」を「倫理」に言いかえて使いたいですが、
いつの時代も通用する言葉だと思います。