楽しいより愉しいエピソード

まずは、国試を受けられたみなさん、お疲れさまでした。
個人的な意見なのですが、ちゃんと土俵に上がろうとしていること、
受験会場の席についたこと、それだけで十分才能だと思いますよ。
好ましい結果になることを、陰ながらお祈りしています。

さて、そんな新たな道へ踏み出そうとしている方に、
何か気の利いたことでも言えないかなあ、なんて
行きつけの銭湯の露天風呂で思いめぐらせていたら、
ちょっとしたエピソードが記憶から出てきたので、書きますね。

ぶっちゃけ、私、ちょっと元気が過ぎるタイプのこどもでした。
別に他人に喧嘩売りまくったり、迷惑かけまくったり、とかではなく、
(いや、ことの流れでそういう事態に陥ることもあるにはありましたが…)
やりたいことをやらせろ、的な元気だったような気がします。

そんな私でも中一からかれこれ30年来の親友が二人います。
たしか19歳くらいの時だったかな、
そのうちのひとりにこう言われました。
「今まで気づかなかったし逆だと思ってたけど、けんちゃん(私)って女性的なのかな」

さて、時は10年ほど過ぎまして、
29歳の時に西新宿でカフェバーを開店しました。
ご縁に恵まれ、とてもユニークなお客さんが集まってくださり、
今でも何人とも友人や仕事仲間として付き合いがあります。

その中のひとり、某超大手外資メーカーの支社長さんは、
なんだか妙に可愛がってくださり、今でも上京すると連絡くださいます。
その方にこう言われました。
「おまえが好き勝手やってるように見えるのは、他人の役に立ちたいからじゃないか?」

おそらく、この二人からの言葉がなければ、
いまの自分はいないんじゃないかと思います。

核心をつかれるのは誰でも怖いことではありますが、
真に核心をついてくる言葉って、やべ、見透かされた…にはならないんですよ。
むしろ、発見された解放感と未来の可能性が上回るんです。

自分自身に関すること以外でも、思いあたる節ありません?
非常に尖っているんだけど、透き通った上品な物言いをする人。
そういう人はきっとあなたにとって、
あなたの資質を見抜いている人、
あなたの価値を半分くらい決めてくれる人、
まだ原石であるあなたを磨いてくれる人、です。

最近仲良くさせていただいている好きな看護師兼ライターさんに、
楽しいと愉しいを私が意図的に使い分けていることに気づいてもらえて、
また、同意していただけました。

楽しさを振りまいて分けてくれる人
愉しさが生まれる手がかりをくれる人

どっちの人もいますが、
もしあなたが成長したいなら、前に進みたいなら、
後者を選ぶことを全力でおすすめします。

きっと今日、この世界に、
素敵な看護師さんがたくさん生まれて、
これから素晴らしいご活躍をされると信じています。
是非、初心を忘れることなく、
かっこいい看護師さんになってくださいね。応援しています。
ご縁あれば、一緒にお仕事しましょう!

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