『看護のためのポジティブ心理学』

とてもありがたいことに標題の一冊(R3.2.1初版発行)をご恵送いただきました。
(なんか最近いただいてばかりで恐縮しております。。。)

まずこのタイトル、どう思われますか?
ポジティブと書かれていたりすると、軽くスルーする方も多いのかなと。

私は、逆に「攻めてる」と感じました。

おそらくそうなんじゃないかと思いながら読み進めましたが、やはりポジティブシンキングを推奨するような内容ではなく、ネガポジに振れず、「肯定」し「受容」していく、いわばケアマインドの基本のキについて、ときほぐされた文体で書かれています。

個別の章でキーワードになっている言葉も一見するとイージーリスニング的なんですが、もちろん聴き心地がよいことを目的にしているわけではなく、もう一度中身の音階をほぐしてみよう、共有してみよう、栄養にしてみよう、そんな趣旨が感じられました。

ケア従事者が、自分の資質に迷ってしまった時や初心を思い出したくなった時に、自分で形をいじれるようなやわらかい鏡になってくれる、そんな一冊かもしれません。

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