ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、弊社では「ちいけあ」というプロジェクトを展開しておりまして、「地域で、地域と、地域のケアを、ひとりひとりが主体となって育んでゆくためのきっかけを創り出す」ことを活動理念および目標としています。
おかげさまで、このたび第三回目を開催することができました。
コロナ禍ということもありオンライン開催となりましたが、ありがたいことに定員の20席がすぐに満席となりまして、テーマと講師への関心の高さをあらためて感じ入りました。
この世情ですし、またテーマが「グリーフケア」というシリアスな側面があることをふまえまして、今回はいつものセミナー&ワークショップという形ではなく、もっとリラックスして参加できる「茶房」として開催させていただきました。それにともない講師というより「案内人」として、入江杏さんと神谷祐紀子さんにガイドをしていただきつつ、前半は杏さんからプレゼンテーション、後半は神谷さんから「グリーフケアの実践」についてのレクチャー、その後、参加者の皆様からお話をうかがいました。
素直に、主催者の想像をはるかに超える会になりました。
やっぱり参加者の方々のお力ってすごいです。時間がかぎられていたこともあり参加者全員からのお話は聞けませんでしたが、叶うなら、ずっと皆様のお話を聞いていたいなと感じていました。苦しくて、切なくて、重く深いお話が多いのに、不思議と、どこか澄んだような、透き通ったような、「許されている空間」と言ったら言い過ぎでしょうか、そんな感触に包まれていました。
たまたま訪問看護師さんからのお話が多かったのですが、あらためて、心からの尊敬をお伝えしたいです。テーマをかんがみまして今回は「他の方の発言内容を明かさない」ルールなので、お話いただいた内容の詳細は伏せます。ほんとに皆さん素晴らしいスピリットで、こんなにもプロなのか、ここまでプロなのか、と感動させられました。そんな皆様とのご縁に恥じないよう、いおりもがんばってまいります。
後で数名の方からメッセージをいただいて知りました。途中、感情がたかぶり、涙をこらえきれずに画面オフにされていた方が何人かいらっしゃったようです。主催者も、同じ心持ちでした。
ご参加くださり、まことにありがとうございました。
このご縁を大切にさせてください。
是非、また、お会いしましょう。
※写真は、参加者との対話に向き合う杏さんと告知ポスターです。