不は不でも

あけましておめでとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、なんだか不穏?不満?そうなタイトルですが、最近なんだか経営者さんや管理職さんからご相談うけることがぽつぽつありまして、ご相談の中身でわりと共通していることが感じとれたので、ちょっと書いてみたいと思います。

端的に言って、耐性から考えると、人にはざっくり分けて「不安に耐性がある人」と「不満に耐性がある人」の二通りの人がいると思っています。そしてこの二通りでしか組織に貢献することはむずかしいとも思います。

前者は例えばこういう人です。
未来がどうなるかわからない、この挑戦がうまくいくかもわからない、不安だけど、でも勝手に背負って走り出しちゃう。その代わり、自分のイライラや不満が溜まるとまるで小学生のようにぶーぶーしちゃう人。
後者は例えばこういう人です。
どうなるかわからない不安はとてもひとりで背負いたくないし、人にも背負わせるべきじゃない。ならば自分と関係者の地盤を固めよう、それがしっかり出来るまでは現状への不満は飲みこんでこつこつ積み上げる人。

これ、一目瞭然だと思いますが、いわゆる一般常識内での「おとな」は後者ですよね。後者の方々の日々のお仕事が組織を支えているのは、もう絶対に間違いないです。あほなトップさんが気づかないうちに、さささって調整して、仕事上の辻褄を合わせてくれる人たちの尊さたるや。。。
かたや一方、とある金融関係の方がインタビューで興味深いことを言っていました。今までたくさんの、それこそ玉石混交な経営者たちに会ってきて、もうキレッキレでリスクとりまくりのクリエイティブな事業をやっている人にたいして「めっちゃ凄いんだろうな、腹据わってて知的で威厳があって…」と想定していざ対面すると、は?小学生?みたいなやつが出てくることがしょっちゅうあると。でも10回に1回くらい奇跡みたいな発想と実践を見せつける後者タイプですね。

これね、なんとなくわかる!っていう人、結構いるんじゃないかな。

だからこそ、です。両者とも組織を運営していくのには大切な命綱なので、マネージメントに携わっている人は、メンバー全員を大きくふたつに分けて、どちらで貢献してもらうべき人なのかを決めておいた方がいいと思います。

おそらくほとんどのマネージャーさんが困っているのって、どちらでもない人、つまり「不安を背負う気はない」が「不満は飲みこみたくない」人なんじゃないでしょうか?

それは、組織人として決定的にNGなのです。こんな風にマネージャーさん自身が言語化しておくと、ちょっと心が楽になると思いますよ。では、また。

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