大人の階段昇る

タイトルでピンときた人はきっと同年代。
ええ、あの名曲からです。

自分が大人の階段を一歩昇った時のこと、おぼえてます?
おれははっきりおぼえてますよ。

ちょうど、このくらいの時期、
大人は長袖で子供は半袖、そんな日でした。

小学二年生だったと思います。
当時の男子のご多分にもれず、機動戦士ガンダムにハマっていたおれは、どうしてもガチャガチャをやりたくて、母親にねだった小銭一枚(たしか50円だった)を握りしめ、近所のスーパーに走ったのでした。

好きだったのはシャア専用ゲルググ、シャアゲルです。
ゲルググ、かっこいいっすよね。

※余談ですが、その後自分でカフェバーをやっていた頃、常連客でガンプラ選手権を開催して優勝したことがあります。つくったのは戦闘後のシャアザク。肩まわりをライターで炙り、ヤスリとシルバー塗料で傷跡をつくりました。

小学校二年生のおれは、
息を切らせてスーパーに辿り着くと、
たった一枚しかない小銭を投入し、
しんと澄み渡った青い空をみつめ、
これまでの行いすべてを懺悔しながら、
全祈りを捧げてハンドルを回しました。

ころころっと出てきました。

ギャンが。

こいつです。

なんと劇場版では割愛されちゃったやつです。

そのまま近所の公園でひとり何時間を過ごしたか忘れました。
ひとしきり自分の内面を整えた後、自宅に帰り、母親へむけた第一声が、

「これが欲しかったんだよね」

多分これ、自分の人生ではじめて自覚的についた嘘です。
自覚的に、自分が大人になるべきだと判断した瞬間です。
なんとなく、責任取らなきゃいけないって思ったんでしょうね。

でも、不思議なんですよ。
嘘をホントにできちゃうこともあるんです。

だって、いまはおれ、結構ギャンが好きですからね。

みなさんは、どんな嘘をおぼえてますか?

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